機械式駐車装置は、立地条件や用途に適したいろんな形式の機種があり、収容台数等も数台から百数重台まで対応できます。
二段方式 上下2層に駐車室を持つもの。この特徴は2階のパレットは昇降しかしません。
多段方式 3層以上の駐車室を持つもの。最上階以外の中間階のパレットは横行します。
垂直昇降方式 エレベータ式と言われるもので、昇降路の左右に駐車室を持っている。
平面往復方式 台車走行路の両側に駐車室を持つもの。実際にはこれが積層化されている。
これらの機械装置の入出庫動作制御も方式・台数によって様々である。一般的に動作制御はコンピュータのプログラムで行われるので、様々な駐車装置・駐車台数に応じ、物件ごとに専門のプログラム技術者が専任し、動作要求に応じたプログラムの設計・デバッグ・実機調整等の作業を行う。プログラムの難易度は「二段式」が低く「平面往復式」が高い。とはいってもこれら機械装置は土地の形状に合わせて特注するのがほとんどであるためなかなか一筋縄ではいかないのが実際のところである。だから、特注に対応するためにも基本部分を固めたいわけである。
ここでは、機械式駐車装置の入出庫動作の特性に利用して、入出庫動作の設計をその都度のプログラム設計に依存せず、単に「動作表」の設計によって、入出庫動作の完成できる方法を紹介する。この「動作表」制御方法の実機採用により、下記のメリットが挙げられる。
- 基本(標準)プログラムの完成後、プログラム設計への依存度はかなり減少した。
- 新物件の対応はプログラム設計から「表」設計に変るので、迅速になった。
- 新規プログラムがないので、デバッグ・実機調整時間はかなり減少した。
- 制御動作はプログラムより「表」に替わるので、プログラム設計ではなかなかできない複雑な入出庫動作設計等も実現できるようになった。
では、動作表による制御がどんなものか簡易な「二段式」から説明を始めます。



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